製造現場の省エネ・脱炭素・環境改善において、コスト削減・生産性向上をサポートいたします。

TEL:072-423-1624

FAX:072-432-5995

受付時間|8:00-17:00

ご相談・お見積

お役立ち情報

工場がやるべき環境を改善する施策をご紹介します!

「工場の空気が汚れていると、どんな物質が浮遊しているのだろう」
「企業や工場が考えるべき環境問題には、どんなものがあるのかな」

このようにお考えの工場経営者の方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、工場内の空気が汚れているリスクと、工場・企業が注意すべき環境問題の改善施策について紹介します。

□工場内の空気が汚れているリスクについて

まずは工場内の空気を汚染している可能性のある、色々な種類の物質について紹介します。
下記の物質が工場内を汚染していると、従業員に健康被害が出るリスクが高いです。

1つ目は煤煙です。
物を燃やした時に発生する煤に含まれる煙のことで、煤煙には一酸化炭素、煤塵(ばいじん)、硫黄酸化物など、人体に有害な物質が含まれます。

2つ目は粉塵(ふんじん)です。
工場で切削や研磨を行った際に発生するもので、アスベストを主成分とする特定粉塵と、それ以外の成分が主成分の一般粉塵があります。

特定粉塵は特に人体に毒性が高く、吸い込むと発がん性があります。
現在アスベストはその高い有害性のため製造・販売が禁止されていますが、昔はビルや工場の防音材や保温断熱材として多く使われていました。
そのため昔から使っている工場の建物では、アスベストが浮遊してしまっている可能性があります。

3つ目は揮発性有機化合物(VOC)です。
有機溶剤とも呼ばれ、インク、洗剤、シンナー、塗料、接着剤、ガソリンなどに含まれます。
空気中にこの物質が浮遊していると、光化学スモックが発生する原因になります。

4つ目は、大気汚染防止法に指定されている特定物質です。
化学反応によって生じる物質のうち、人の健康や生活環境に悪影響をもたらす可能性がある物質が指定されています。
具体的にはアンモニア、硫化水素、ホルムアルデヒドなどです。

5つ目は有害大気汚染物質です。
先ほど出てきた大気汚染防止法において、長期的な摂取によって健康に悪影響をもたらす恐れのある物質が指定されています。
具体的にはベンゼン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレンなどです。

□企業が考えるべき環境問題について

工場内の空気汚染以外にも、企業が考えるべき環境問題は存在します。

1つ目はダイオキシンの発生です。
廃棄物の焼却時やパルプの漂白時、化学物質の製造時に発生し、生物に悪影響を与えます。
分解しにくいため、一度発生すると長期的な土壌汚染や水汚染に繋がります。

2つ目は水質汚染です。
工場排水や生活排水が適切に処理されないまま流れ出てしまうと、周辺環境の水質が汚染されます。

3つ目は大気汚染です。
先ほど工場内の空気の汚染について説明しましたが、場合によっては汚染された空気が工場の外にまで悪影響をもたらしている可能性もあります。
特に有機化合物やアスベストによる汚染が発生している場合には、周辺環境も含めて迅速な改善が必要になります。

□工場がするべき環境対策への取り組みについて

工場には環境汚染をするリスクがある以上、環境対策は積極的に行っていきたいものです。
そこで最後に、工場が取り入れるべき環境対策への取り組みを紹介します。

1つ目は排水処理を適切に行うことです。
水質汚濁防止法という法律で定められている通り、工場排水は工場で適切に処理する必要があります。
規制を守るには、排水処理設備やろ過装置を導入するようにしましょう。

2つ目に、水の使用量を減らしましょう。
水は限りのある資源のため、使いすぎると枯渇してしまう可能性があります。
枯渇を防ぐためには、水を再利用する装置の導入がおすすめです。
一度使用した水でも適切に処理すれば、外調機や冷却塔用の水として使えます。
環境対策としてだけでなく、水道代の節約にもなります。

3つ目は、廃棄物のリサイクルです。
工場で出る廃棄物を分別し、リサイクルすることで、工場の規模によっては環境負荷を大幅に減らせます。

4つ目は、省エネの機械を導入することです。
工場では生産設備を始めとした、工場機械が大量の電力を消費します。
照明や空調と比べても、かなりの電力を消費しているはずです。

そのため、生産機械に省エネ対応の機械を利用することで、大幅な電力消費の削減になります。
近年では環境問題への意識の高まりもあり、様々な省エネ対応機械が製造されています。
ぜひこの際に、省エネ対応機械の導入を検討してみましょう。

5つ目は、照明を工夫することです。
明るくて消費電力の少ないLED電球を取り入れることで省エネ対策を行うのも良いですし、自然光を取り入れられるような工場にするのもおすすめです。
自然光や光をうまくコントロールすることで、照明の電力消費を抑えられるうえ、工場で働く従業員の健康維持にも役立ちます。

□まとめ

工場環境は気づかないうちに悪くなってしまう可能性もあり、意識して環境改善を行っていくことが重要です。
大阪府を中心に近畿圏内で工場機械の改善・省エネ化をお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。
工事やメンテナンスを通じて、作業環境の改善や生産性の向上をお手伝いさせていただきます。

お役立ち情報一覧に戻る