製造現場の省エネ・脱炭素・環境改善において、コスト削減・生産性向上をサポートいたします。

TEL:072-423-1624

FAX:072-432-5995

受付時間|8:00-17:00

ご相談・お見積

お役立ち情報

工場の光熱費の抑え方について詳しく解説します!

「工場の光熱費を削減したいけど対策方法が分からない」
工場の光熱費を削減するなら、空調設備のコスト削減がおすすめです。
今回は、空調設備のコスト削減の方法として遮熱工事をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

□工場の電力消費量って多いの?

工場で消費する電力はどのくらいなのでしょうか。
集合住宅に暮らしている一般家庭と比較してご説明します。

一般家庭での年間電気使用量は、約2000~4000キロワットアワー未満が最も多いです。

次に、小売電気事業者や電力会社のホームページに載っている例を参考にして、工場の電気使用量をご紹介します。
低圧電力の契約が可能な小規模な工場では、1カ月で約1万キロワットアワーの電気を使用しています。
高圧電力を契約するほどの規模の工場になると、1カ月で10万キロワットアワーほど消費するとも言われています。
特にすごいのがシリコン製造業で、電力の使用量が多いことで知られていますが、この業種だけに限定してみると年間電力使用量は約60億キロワットアワーです。

一般家庭での年間電気使用量を1カ月ではるかに超えていることを考えると、とてつもない量の電力が使用されていることが分かります。
また、工場の電気使用料金の算出方法は、一般家庭とあまり変わりません。
基本料金と電力量料金と再生可能エネルギー発電促進賦課金を足し合わせた金額が、電気使用料金です。
電気使用量が多い分、電気使用料金も一般家庭の比にならないほど高額になるのは容易に想像できるでしょう。

では、工場では一体どのような部分で電力が消費されているのでしょうか。

まずは、電力が使われる機器の代表として、照明や空調設備が挙げられます。
工場の敷地面積が広ければ広いほど、施設内を明るく照らしたり、適切な温度に整えたりする設備に多くの電力供給が必要になります。

続いて、生産ラインに必要な機器類や搬送機器類です。
生産ラインに必要な機器類は、加工機やロボットなどのことですね。
ベルトコンベアーや昇降機、無人搬送車などが搬送機器で、これらにも多くの電力を使用します。

他にも、業種によっては、クリーンルームや電気炉、冷蔵冷凍設備などにも電力を使用します。

□工場の光熱費を削減したいなら遮熱工事がおすすめです!

工場の光熱費を少しでも削減したいなら遮熱工事を検討してみましょう。

まず、遮熱とは熱を室内へ入らないよう遮断する働きのことを言います。
太陽から発せられた熱線を遮断することが工場の光熱費削減につながります。
ちなみに、遮熱とよく間違えるのが断熱ですが、遮熱と断熱は全く異なる働きなので注意が必要です。

遮熱工事は、夏は太陽からの熱線を約97パーセントカットし、熱エネルギーを室内に届けません。
そのため、夏でも涼しい室内環境を作り出します。
室内温度の上昇を抑えることで、空調効率を大幅にアップさせられます。

冷気・暖気問わず熱エネルギーの移動を抑える工法のため、寒い冬は外の冷気を反射し、暖房であたためられた空気を室内に保ち続けます。
遮熱工事を使えば夏も冬も空調費を大幅に下げられるため、コスト削減に非常に効果があります。

工場内の作業環境を改善したい場合や電気代を削減したい場合はぜひ遮熱工事を検討してみてください。

□遮熱工事のメリットをご紹介します!

遮熱工事のメリットは5つあります。

1つ目は、光熱費の削減です。
建物内の暑さ対策として、空調設備の導入を検討される方はたくさんいらっしゃいますが、遮熱工事を検討される方はまだ少ないと言えます。
空調設備のみですと、屋根から侵入する熱が原因で空調効率は大幅に落ちてしまいます。
実際、エアコンを最大風量に設定しても工場内が30度を下回らないことはよくある話です。

遮熱塗装は、おおもとである熱の侵入を抑制するため、空調効率がアップし、その結果として光熱費の削減も可能になります。
たとえば、1年を通して50パーセント以上の電気代削減に成功した会社もあります。
また、屋根裏温度が51度だった倉庫では、遮熱工事施工後に27度まで下がり、室内環境が改善されて昼間の作業効率がアップしたという実績もあります。

2つ目は、熱中症対策になる点です。
遮熱工事が施されていない夏場の工場や倉庫は、猛烈な暑さで室内環境が悪くなります。
作業している方も作業効率も悪くなりますし、最悪熱中症などで体調を崩される方も出る可能性があります。

令和2年6月から9月の全国における、熱中症の救急搬送人員の累計は約6.5万人、死亡者は112人(令和2年10月27日 総務省報道資料)という調査結果があります。
熱中症の発症場所は半分以上が屋内なので、工場や倉庫で作業される方も熱中症になる可能性は十分考えられます。
熱中症は重症化すれば命にも関わってしまうので、従業員の命を守るという意味でも、遮熱塗装の役割は大きいでしょう。

3つ目は、建物の保護機能が向上する点です。
遮熱塗料を塗装することで、塗膜劣化の原因の1つである紫外線から外装を保護します。
暑さ対策と建物のメンテナンスが同時にできるのは、遮熱塗装の醍醐味と言えるでしょう。

4つ目は、熱に弱い材料の変質を防げる点です。
熱に弱い材料を取り扱っている場合や熱に弱い製品を倉庫に保管している場合は、暑さで品質が低下してしまう可能性があります。
遮熱塗装によって室内環境を快適にできるため、材料や製品の保護にもつながります。

5つ目は、環境にやさしい点です。
空調設備のみの対策だと、電気使用料金や二酸化炭素排出量は莫大な量になってしまいます。
遮熱対策を施すことで二酸化炭素排出量を大幅に削減できるため、環境保護に大きく貢献できます。
もちろん、ヒートアイランド現象の対策としても大きな効果があります。

□まとめ

本記事では、工場の光熱費を削減する方法の1つとして遮熱工事をご紹介しました。
また、遮熱工事の光熱費削減以外のメリットもご紹介しました。
遮熱工事をお考えの場合は、当社までお気軽にぜひお問い合わせください。

>>お問い合わせはこちら

お役立ち情報一覧に戻る