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ファンの省エネ対策についてご紹介

工場においてファンは、空気の入れ替えによる有害物質の排出や温度・湿度の調節、機械の冷却など様々な多岐にわたる用途で稼働しており、全体のエネルギー消費において無視できない割合を占めています。適切な省エネ対策を講じることで、運用コストの削減やCO₂排出量の削減が可能となります。

本記事では、工場におけるファンの省エネ対策についてご紹介します。

工場におけるファンの種類と特徴

軸流ファン

軸流ファンは羽根が回転軸に平行に配置され、軸方向に風を送るファンです。構造がシンプルで、比較的安価であることが特徴で、換気や冷却、感想など幅広い用途に使用されます。

遠心ファン

遠心ファンは、羽根が回転軸に対して垂直に配置され、羽根の外周から空気を吸い込み、ケーシングを通して吐き出すファンです。軸流ファンに比べて高圧の風を発生させることができます。

斜流ファン

斜流ファンは、軸流ファンと遠心ファンの両方の特性を併せ持ち、羽根車は、軸流ファンと同様に回転軸に平行に配置されていますが、羽根の角度が軸方向に対して傾斜しています。そのため、小型で静かに中程度の風量を生み出すことができる特徴を持っています。

コンパクトな形のため設置スペースが限られている場所でも使用できます。

ファンの具体的な省エネ対策方法

インバータの導入

ファンの回転数を制御することで、必要な風量を的確に供給し、無駄なエネルギー消費を抑制します。インバータを導入することで、モーターの回転数を自由に変えることができ、必要最低限のエネルギーで動力を稼働させることが可能です。これにより、ロスを抑えて省エネを実現できます。 

ファンの適切な選定と配置

エネルギー効率の高いファンを選定し、工場内の空気の流れを考慮した最適な配置を行うことで、効率的な空気循環を実現します。送風経路が最適化されていないと、圧力損失や流体抵抗が増加し、ファンのエネルギー消費が増大します。空気の短絡を防ぐために適切な風向きを設定し、室内の空気循環を最適化することが重要です。

運転状況のモニタリング

ファンの運転状況を常時監視し、異常なエネルギー消費や動作を早期に発見することで、迅速な対応が可能となり、無駄なエネルギー消費を防ぎます。消費電力の見える化を行うことで、エネルギー使用状況を把握し、改善点を見つけることができます。 

まとめ

今回は、ファンの省エネ対策についてご紹介しました。

ファンは工場内の多くの電力消費量を占めるためコストの削減が可能なだけでなく、生産性の向上や設備の長寿命化にも繋がるため、ファン、その他設備の省エネ化でお困りの方は当社にお問い合わせください。

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