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工場の環境改善で取り組むべき工事とは?作業環境改善・安全対策を実現する方法

工場における環境改善は、作業者の快適性を高めるだけでなく、労働災害の防止、生産性向上、品質安定にもつながる重要な取り組みです。暑さ・寒さ、床の劣化、照明不足、粉じんや臭気、騒音などの課題を放置すると、作業効率の低下や事故リスクの増加を招く可能性があります。本記事では、工場の現場環境改善に向けて見直すべき課題と、具体的に取り組むべき工場工事について解説します。

工場における現場環境改善の重要性

工場では、生産設備や作業工程の改善だけでなく、作業者が安全かつ快適に働ける現場環境を整えることが重要です。現場環境が悪い状態のままでは、作業者の疲労が蓄積しやすくなり、集中力の低下や作業ミス、ヒヤリハットの発生につながります。

特に、夏場の暑熱環境、冬場の寒さ、床面の劣化、暗い照明、粉じんや臭気の発生などは、日々の作業に大きな影響を与える要素です。これらの課題は一見すると小さな不便に見える場合もありますが、長期的には安全性・生産性・品質に悪影響を及ぼします。

また、工場の環境改善は5S活動とも密接に関係しています。整理・整頓・清掃・清潔・しつけを徹底するためには、通路や作業エリアの区分、床面の整備、照明環境の改善など、現場の土台となる設備環境を整えることが欠かせません。単なる清掃や注意喚起だけでなく、工事によって物理的に改善することで、継続しやすい安全な現場づくりが可能になります。

工場でよくある現場環境の課題

暑さ・寒さによる作業負荷が大きい

工場では、建屋の広さや天井の高さ、設備からの発熱、開口部の多さなどにより、空調が効きにくいケースがあります。夏場は熱がこもりやすく、作業者の疲労や熱中症リスクが高まります。一方で冬場は、外気の侵入や床面からの冷えによって、作業効率が低下することもあります。

特に、溶接・塗装・成形・食品製造・物流作業など、一定の姿勢や動線で長時間作業を行う現場では、暑さや寒さが作業負荷に直結します。作業者の体調管理だけに頼るのではなく、空調・換気・送風などの設備面から改善することが重要です。

床の劣化・汚れによる転倒リスクがある

工場の床は、フォークリフトや台車の走行、油・水・薬品の付着、重量物の移動などによって劣化しやすい箇所です。床面にひび割れや段差、剥がれがあると、作業者のつまずきや転倒、台車の不安定な走行につながります。

また、油汚れや粉じんが床面に蓄積すると、滑りやすくなるだけでなく、異物混入や衛生面の問題にもつながります。床の状態は安全性だけでなく、工場全体の印象や清掃性にも関わるため、定期的な補修や塗床工事による改善が有効です。

通路・作業エリアの区分が曖昧になっている

工場内では、人・フォークリフト・台車・製品・部材が同じ空間を行き交うため、通路や作業エリアの区分が曖昧な状態では接触事故のリスクが高まります。特に、仮置き品が通路にはみ出している、歩行者通路が明確でない、危険エリアへの立ち入りを防げていないといった状態は注意が必要です。

ラインテープや区画線だけでは改善が難しい場合、安全柵やパーテーション、防護柵を設置することで、物理的にエリアを分けることができます。人と設備、歩行者と車両、作業エリアと保管エリアを明確に分けることで、5Sの徹底や安全対策につながります。

照明が暗く、作業ミスや安全リスクがある

工場内の照明が暗いと、作業者の視認性が低下し、加工ミス、検査ミス、部品の取り違え、転倒事故などのリスクが高まります。特に、細かい部品を扱う作業、検査工程、機械まわり、倉庫、通路、階段などでは、十分な明るさを確保することが重要です。

また、古い水銀灯や蛍光灯を使用している場合、照度不足だけでなく、電気代の増加や交換作業の負担も課題になります。LED照明へ更新することで、明るさの改善、省エネ、メンテナンス負担の軽減を同時に実現できます。

粉じん・臭気・暑熱・騒音などが作業者の負担になっている

製造現場では、加工時に発生する粉じん、溶接ヒューム、油煙、ミスト、臭気、設備からの騒音、熱気などが作業者の負担になることがあります。これらを放置すると、作業環境の悪化だけでなく、製品品質や設備寿命にも影響する可能性があります。

例えば、粉じんやミストが工場内に広がると、床や設備に付着して清掃負担が増加します。臭気や熱気がこもる環境では、作業者の不快感や疲労感が高まりやすくなります。そのため、発生源に応じて排気ダクト、集塵機、換気設備、防音対策などを組み合わせて改善することが重要です。

作業環境の改善で取り組むべき工場工事

空調・換気設備の改善

暑さ・寒さ対策として有効なのが、空調・換気設備の改善です。工場全体を空調する方法だけでなく、作業者がいるエリアに絞って冷暖房を行うスポット空調やゾーン空調、送風機や換気扇を活用した空気の流れの改善など、現場に応じた対策が考えられます。

工場は天井が高く、空間が広いことが多いため、一般的な空調機を設置するだけでは十分な効果が得られない場合があります。そのため、作業エリア、発熱設備の位置、作業者の動線、外気の流入箇所などを確認したうえで、適切な空調方式を選定することが大切です。

また、換気設備を見直すことで、熱気や臭気、湿気の滞留を抑えられます。空調と換気を組み合わせることで、作業者の快適性向上だけでなく、熱中症対策や作業効率の改善にもつながります。

塗床・床補修工事

床のひび割れ、剥がれ、段差、油汚れ、摩耗が目立つ場合は、塗床・床補修工事が有効です。床面を補修することで、転倒リスクを低減し、台車やフォークリフトの走行性を改善できます。

塗床工事では、耐摩耗性、防滑性、耐薬品性、防塵性など、現場に求められる性能に応じて塗料や工法を選定します。食品工場や精密部品工場では清掃性や防塵性、機械加工工場では油への耐性や滑りにくさ、物流エリアでは耐荷重性や耐摩耗性が重要になります。

床面が整備されることで、清掃しやすくなり、汚れや異物の蓄積も防ぎやすくなります。結果として、安全対策だけでなく、5Sの定着や工場全体の美観向上にもつながります。

安全柵・パーテーション・防護設備の設置

人と設備、人と車両、作業エリアと通路を分けるためには、安全柵・パーテーション・防護設備の設置が効果的です。危険エリアへの立ち入りを防止したり、フォークリフトと歩行者の接触リスクを減らしたりすることで、事故を未然に防ぐことができます。

例えば、機械まわりには安全柵を設置し、稼働中の設備への接近を防ぎます。通路と作業エリアの境界にはパーテーションやガードを設けることで、動線を明確化できます。また、台車やフォークリフトが接触しやすい柱・壁・設備には、防護ポールやガードを設置することで、設備破損の防止にもつながります。

安全対策は注意喚起だけでは限界があります。現場の動線や作業内容に合わせて、物理的に危険を減らす工事を行うことで、継続的な安全管理がしやすくなります。

LED照明工事

照明環境の改善には、LED照明工事が有効です。古い水銀灯や蛍光灯をLEDへ更新することで、工場内を明るくし、作業者の視認性を高めることができます。明るさが確保されることで、検査精度の向上、作業ミスの低減、転倒や接触事故の防止につながります。

LED照明は省エネ性にも優れているため、電気代の削減にも貢献します。また、長寿命で交換頻度が少ないため、高所照明の交換作業にかかる手間や安全リスクも軽減できます。

照明工事を行う際は、単に明るい照明に交換するだけでなく、作業エリアごとに必要な照度を確認することが重要です。機械まわり、検査場、倉庫、通路、出入口など、場所ごとの用途に応じて照明配置を見直すことで、より安全で作業しやすい環境を整えることができます。

排気ダクト・集塵・ミスト対策工事

粉じん、臭気、油煙、ミスト、熱気などの対策には、排気ダクト・集塵・ミスト対策工事が有効です。発生源から効率よく吸引・排出することで、工場内への拡散を抑え、作業環境の改善につなげられます。

溶接や研磨、切削、塗装、洗浄などの工程では、目に見える粉じんだけでなく、空気中に微細な粒子や臭気が広がることがあります。これらを放置すると、作業者の負担が増えるだけでなく、設備への付着や製品品質への影響も懸念されます。

排気ダクトや集塵設備を設置する際は、発生源の位置、風量、ダクトルート、既設設備との干渉、メンテナンス性を考慮することが大切です。現場に合わない設備を設置してしまうと、十分な吸引効果が得られない場合があります。そのため、現地調査を行い、作業内容やレイアウトに合わせた設計・施工を行うことが重要です。

当社の工事事例のご紹介

スポットクーラー設置工事

夏場になると工場内の温度が上昇し、空調設備が整っていないことから十分な換気も難しく、熱がこもりやすい状態となっていました。その結果、従業員の体調不良や作業効率の低下が懸念されており、さらに熱中症対策の義務化という背景もあったことから、当社へ空調機器の設置工事をご依頼いただきました。

当初は工場全体を冷却する全体空調機の導入も検討しましたが、全体空調を行うにはおおよそ100馬力規模の能力が必要となり、導入コストやランニングコストの面で現実的ではありませんでした。また、工場の広さに対して常時作業している人数が限られていたため、工場全体を冷やす方法では冷房効率が悪く、非効率な運用になることが想定されました。

そこで当社では、作業者がいるエリアに絞って冷気を届けるスポットクーラーの設置をご提案しました。具体的には、5馬力の空調機を3基設置し、それぞれに送風口を4口ずつ設けることで、作業者のいる場所へ効率よく冷気を届けられるよう設計いたしました。

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食品工場 塗床工事

食品工場内の製造工程では、水分や油分が床面に付着しやすく、経年劣化によって床のはつりやひび割れが目立つ状態となっていました。お客様からは、床面の凹凸によって清掃がしにくくなり、衛生管理の品質維持に支障が出ているとのご相談をいただきました。また、作業中の転倒リスクも懸念されるため、早急な改善が必要な状況でした。

そこで当社では、食品工場の稼働状況に配慮しながら、施工箇所以外へ粉じんや汚れが広がらないよう養生を徹底したうえで、既存床の斫り作業、下地処理、塗床塗装まで一貫して対応いたしました。施工後には作業エリアの清掃まで丁寧に行い、床面の安全性と清掃性を向上させることで、お客様にもご満足いただくことができました。


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集塵機更新工事

既設集塵機の老朽化が進み、更新を検討されているとのことでご相談をいただきました。対象の工場では、製造ラインの安定稼働を維持するうえで集塵機が重要な役割を担っていましたが、近年は集塵性能の低下が見られ、特に生産量が増えるピーク時には製造能力へ影響が出ることが課題となっていました。こうした状況を改善するため、集塵機の更新を決定され、弊社へ工事をご依頼いただきました。

工事では、まず既設集塵機の撤去および処分を行いました。その後、新設する集塵機を製造ラインに適した位置へ据え付け、生産効率を損なわないよう配置にも配慮しました。さらに、事前に製作していた固定用ブラケット類を取り付け、新設集塵機を安全かつ強固に固定しました。最後にエアー配管を施工し、集塵機と工場内の各設備を接続しました。


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工場の環境改善・安全対策は株式会社藤浪にお任せください

今回は、工場の環境改善で取り組むべき工事についてご紹介しました。株式会社藤浪では工場内の環境改善、安全対策工事の豊富な実績がございます。お困りの方はお気軽に当社にご連絡ください。

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